トピックス

*
このエントリーをはてなブックマークに追加

京都大学及び大阪府立大学との共同研究契約締結に関するお知らせ

国立大学法人京都大学化学研究所・寺西研究室及び公立大学法人大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室と共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。


各 位

会社名:株式会社ワールドホールディングス
代表者名:代表取締役会長兼社長 伊井田 栄吉(コード番号:2429 東証第一部)
問合せ先:経営管理本部 広報IR室長 工藤 洋
(電 話:03-3433-6005)

当社連結子会社・株式会社ワールドインテックによる
京都大学及び大阪府立大学との共同研究契約締結に関するお知らせ

当社の連結子会社である株式会社ワールドインテック(本社:福岡県福岡市、代表取締役:伊井田 栄吉、以下「ワールドインテック」)が、国立大学法人京都大学化学研究所・寺西研究室及び公立大学法人大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室と共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

1. 共同研究の目的
近年、理化学分野の高度専門技術を有した人材の不足がメーカーの成長を鈍化させ、我が国の国際競争力を低下させるとして懸念されています。科学技術の発展は日進月歩であり、競争と技術革新が絶え間なく続いていく中、産学官の垣根を越えた人材育成が急務となっています。
ワールドインテックは「人が活きるカタチ」を創造するという社会的使命の下、研究開発をはじめとする裾野の広い領域をカバーし、働き、成長する場を提供してまいりました。とりわけ同社R&D事業部は2002年の設立以来、高度な専門技術を有する研究者を、医薬品・化学・素材など幅広い業種の企業や大学研究室、官民の研究機関に研究社員を派遣し、新薬や新製品の開発ひいては日本のものづくりにおける研究開発の発展に貢献してまいりました。「好きを武器に挑みつづける。技術力と人間力で、未来を拓く研究者集団」という理念の下、両研究室それぞれとの共同研究を通じて高度専門技術を有した研究員を育成してまいります。

2. 事業概要

(京都大学化学研究所・寺西研究室)
京都大学化学研究所・寺西研究室は次世代ナノ材料として金属、半導体ナノ粒子を用い、その一次構造(粒径、形状、組成)制御ならびに二次構造(空間配列)制御を行い、次世代のナノ電子、磁気、光デバイスへの応用やエネルギー触媒への展開を目指しています。
同大学との共同研究においては、ワールドインテックR&D事業部より共同研究員を配置し、同研究室の共同研究を支援しながら実践を通じて合成技術・分析技術を習得することで生まれる効果を社内教育にも活かして参ります。
また自社の共同研究員が自社の教育研修ラボに新たに設置した分析機器等を用いて共同研究先で培った実践に近い研修プログラムを自ら社員教育として行う体制を整えました。
自社研究社員において最新の分析化学、化学合成分野の機器技術と知識を向上させます。
産学合同にて寺西研究室の研究開発を支援し高度専門技術者教育に努めて参ります。
本年10月より京都大学内で共同研究を開始することといたします。

(大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室)
大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室は、生物学研究におけるin silico, in vitro, お
よびin vivoの階層にとらわれない新規発想と手法によって蛋白質ベースの創薬開発、新規病態関
連因子の探索および酵素の触媒機構の解明など新規領域の展開を目指しています。
同研究室と共同で、バイオインフォマティクス業務遂行に必要な研修教育プログラム(カリキュラム)を作成、カリキュラム内容を組み込んだ共同研究としてバイオインフォマティクスを活用した生体高分子の構造と機能の解析を実施し、実践的なバイオインフォマティクススキルを社員に理解・習得させます。
本年10月より、大阪府立大学内において共同研究を開始することといたしました。

3. 事業体制
(京都大学化学研究所・寺西研究室)
京都大学化学研究所・寺西研究室との共同研究を通じて別途設置する自社教育研修ラボにてHPLC、GC-MS等の機器を用いた、自社専任の教育研修担当者による、自社研究社員に対した分析化学、化学合成分野の機器技術、知識習得を支援します。
(大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室)
大阪府立大学生命環境科学研究科・乾研究室とワールドインテックR&D事業部がコンソーシアムを組む事で、スムーズな運営体制を構築し、バイオインフォマティクス人材の育成を実施いたします。

以上

https://world-hd.co.jp/app/wp-content/uploads/2018/07/20171106_Notice-on-Conclusion-of-Joint-Research-Agreement-with-Kyoto-University-and-Osaka-Prefecture-University_a.pdf