商品開発の仕事内容
新しい商品やサービスを開発する商品開発はどんな仕事をするのでしょうか?よく混同される製品開発との違いを確認しながら、商品開発担当者の具体的な仕事内容をご紹介できればと思います。
商品開発と製品開発の違いは?
商品開発は、消費者のニーズや市場のトレンドを重視することで、マーケティングやブランディングの観点からアプローチし、消費者が求める商品を実際に形にして市場に送り出す一連の活動のことです。
製品開発は、技術や機能に重点を置き、「何を作るか?」、「どう作るか?」に焦点を当て、物理的な製品やサービスを完成させて最終的に市場へ届けるまでの一連の活動を指します。
これらは混同されがちですが、その焦点となる領域には明確な違いがあります。ただ、これら二つは完全に独立しているわけではなく、密接に連携し合って進められます。それぞれの中心となる部署が商品開発はマーケティング部門、製品開発は技術部門と異なるが、協力し合うことで企業に大きな利益をもたらすことができるのです。
商品開発の種類
商品開発は「新商品開発」と「既存商品の改良」の2つに大きく分類されます。新商品開発は自社で新たな商品をゼロから生み出す仕事です。一方、既存商品の改良とは既存の商品に新しい機能やデザインを加えてより良いものにしていく仕事です。
これらは難易度が明らかに異なり、市場調査や分析をしっかり行った上で、進め方を検討する必要があるでしょう。新商品開発での成功は1割ほどと言われており、世の中に出回っている新商品のほとんどが既存商品の改良品となっています。
商品開発の具体的な仕事内容
売れる商品を開発するには、世の中で何が求められているかを客観的に把握していなければなりません。そのためには、綿密な情報収集が必要となります。類似品の性能・特徴や顧客アンケート、エンドユーザーの声といった情報を収集し分析することで、社会のニーズに沿ったアイディアを捻出していきます。
その後、アイディアが固まったら、商品開発担当者は新商品のコンセプトやターゲット、具体的な仕様を企画書にまとめていきます。次に、作成した企画書をもとに、社内でプレゼンテーションを行います。経営幹部や他の社員を納得させるのも重要な業務の1つです。プレゼンテーションの結果、晴れて商品化が決定すれば、製造部門とスケジュールや予算の調整を行います。この調整と同時に、新商品の販売方法や広告戦略を打ち出すことも、商品開発担当者の大事な仕事です。
商品開発に必要な知識やスキル
どのような商品を開発するにしても、業界内の専門知識や市場ニーズへの理解が不可欠です。加えて、商品開発を行うには営業や広報、製造など各部門の動きを理解している必要があります。したがって、商品開発の部門へ配属されるためには、営業や製造の現場でしっかり経験を積み、現場感覚を磨くことが重要です。加えて、商品開発担当者は他部署や協力会社と、新商品について交渉したり調整したりしなければなりません。情報収集の一環として、ユーザーから話を聞くこともあります。商品開発は、専門的な知識に加えて、高いコミュニケーションスキルが求められる仕事だといえるでしょう。
ちなみに、商品開発の仕事に資格は不要ですが、「日本商品開発会」が認定している「商品企画プランナー」や「商品開発士」、「商品開発コーディネーター」の資格を持っていれば、商品開発の知識やノウハウを証明することができます。他の志願者と差別化し、就職や転職を有利に進めるために、これらの資格を取得することに挑戦するのもよいでしょう。



