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研究職の転職に役立つ資格

医薬品業界で役立つ薬剤師の資格や、食品業界で役立つ栄養士の資格など、研究職は業界によって、就職に有利となる資格が異なります。加えて、公務員の研究職に就く場合は、公務員試験の合格が必須です。


研究職の転職に役立つ資格

一口に研究職といっても様々な業界があり、就職に有利となる資格も業界ごとに異なります。ここでは、研究職の就職や転職に役立つ資格を、業界別に紹介します。

医薬品業界への転職に役立つ資格

医薬品業界への転職に役立つ資格としては、医薬品に関する幅広い知識を証明する「薬剤師」や、動物実験に関する知識と技能を認定する「実験動物技術者」などが挙げられます。さらに、毒物や劇物を扱う職場に必須となる「毒物劇物取扱責任者」も、創薬研究の知識レベルを証明するのに役立つ資格です。 加えて、語学力に関する資格も、医薬品業界への転職に有利となります。これは、創薬の研究を行う中で、海外の論文を参考にする機会が多いためです。また医薬品業界には、海外に生産拠点を置く企業も多いので、現地のスタッフと連携をはかる際にも、語学力が役立つでしょう。

食品業界への転職に役立つ資格

食品研究職への転職に役立つ資格には、栄養学の知識を証明する「栄養士」や「管理栄養士」が挙げられます。さらに、食材の調理技術を証明する「調理師」の資格があれば、新メニューを試作する際に役立ちます。どちらの資格も、食品研究職に必須ではありませんが、就活時にはアピールポイントとして生かすことができるでしょう。 ちなみに、開発した食品を国内で流通させるには、栄養成分や使用材料などの情報を記載したラベルの表示が義務付けられています。そのため、これらの情報を正しく記入することができる「食品表示検定」の資格も、食品研究の仕事に役立つでしょう。

化粧品業界への転職に役立つ資格

化粧品業界の転職には、化粧品の成分や美容に関する知識を証明する「日本化粧品検定」が役立ちます。また、化粧品の研究開発では、化学薬品を扱うことも多いため、「危険物取扱者」や「バイオ技術者認定試験」を取得しておくのもよいでしょう。

また、公務員として研究開発職に就く場合は、どの分野においても公務員試験を合格する必要があります。公務員を志望する場合は、研究職に必要な知識と技術を身につけると同時に、公務員試験対策にも力を入れましょう。 医薬品業界、食品業界、化粧品業界に役立つ資格についてご紹介しました。しかしながら必ずしも資格が必要な職ばかりではありません。資格を有さなくても研究職に就くことは可能ですのでいろんな職種を探してみることをお勧めます。当社においては保有している資格に応じて、資格手当を支給しておりますので、お気軽にご相談してみてください。